クラウドソーシング
2023年03月15日
クラウドソーシングとは、インターネットを通じて、様々な仕事をオンライン上で発注・委託する仕組みのことです。主に、Webデザイン、Web開発、ライティング、翻訳、データ入力、コンテンツ制作などの仕事が多く、発注者とフリーランスや外部の協力会社との間で取引が行われます。
クラウドソーシングの最大の特徴は、地域や時間の制約がなく、全国や海外にいる人材を活用することができる点です。また、作業に必要なスキルやノウハウを持つ人材を選択できるため、発注側にとっても効率的な仕事の進め方が可能となります。
一方で、フリーランスや外部の協力会社とのコミュニケーションの調整が必要になることや、品質面での問題やスキルにばらつきがあることが懸念される場合もあります。また、安い報酬で仕事を依頼することができるため、過剰な競争が生じ、報酬が抑えられてしまうという問題もあります。
しかし、適切なプラットフォームを利用し、クラウドソーシングをうまく活用すれば、効率的な仕事の進め方や多様な人材を活用することができ、コスト削減やスキルアップなどのメリットを享受することができます。
では、具体的にメリット、デメリットについてご紹介します。
【メリット】
1.コスト削減が可能:オンライン上で作業を発注・委託できるため、物理的なオフィススペースや雇用コストが不要となり、業務費用の削減が可能です。
2.多様な人材を活用:国内外を問わず、スキルや経験を持つ多様な人材を活用することができます。また、必要なスキルセットを持つ人材を選択することができるため、業務に最適な人材を選ぶことができます。
3.作業効率の向上:オンライン上で作業を進めるため、地域や時間の制約がなく、迅速かつ柔軟な対応が可能となります。また、複数のフリーランスや外部協力会社を同時に動員することで、作業スピードの向上が期待できます。
【デメリット】
1.品質管理が困難:仕事を発注・委託する人数が多くなるため、品質管理が困難になることがあります。また、スキルや能力にばらつきがあるため、品質面での問題が発生することもあります。
2.コミュニケーションが難しい:フリーランスや外部協力会社とのコミュニケーションがオンライン上で行われるため、意思疎通が難しくなることがあります。また、言語や文化の違いによっても、コミュニケーションの調整が困難になることがあります。
3.情報漏洩のリスク:機密性の高い情報を共有する場合、外部の人材を活用することで情報漏洩のリスクが発生する可能性があります。特に、セキュリティ面においては十分な対策が必要となります。
日本における代表的なクラウドソーシングのサイトは以下のようになります。
1.クラウドワークス https://crowdworks.jp/
2.ランサーズ https://www.lancers.jp/
3.スカウトラボ https://www.scout-labo.com/
4.クラウドソーシング by GIGAスクール https://www.gigaschool.jp/
5.ココナラ https://coconala.com/
これらのサイトは、ITやデザイン、ライティング、翻訳などの様々な業務を発注・委託することができます。それぞれ特徴が異なるため、目的に合わせて利用することが大切です。